心原性失神とてんかんを見間違わないように

心原性失神とは心臓に疾患を抱えている場合に起こる失神です。そのため、脳の伝達異常が原因でおこるてんかん性失神とはメカニズムが異なります。心原性疾患を治療するためにラミクタールなどのてんかん発作を抑制する薬剤を使用することは無意味であると同時に、本来治療しなければならない心臓疾患を見逃す事になります。

ラミクタールは2008年から国内で販売されているてんかん発作の治療薬です。比較的新しいてんかん治療薬のため、主成分であるラモトリギンの国内特許は切れていません。そのため、ジェネリック医薬品は存在しませんし、かつ薬価もラミクタール錠100mg273.8円とテグレトールなどのてんかん発作の治療薬の薬価に比べ高薬価に設定されています。

比較的新しい薬剤であり、劇薬に分類されていることから使用する際には必ず医師の指導のもとに行われる必要があります。ネット通販でも比較的簡単に入手できる医薬品ですが、処方箋が必要な医薬品に分類されており、医師の指導に従わない量を服用して重篤な副作用で死亡した例も報告されています。

ラミクタールを使用する際最も注意しなければならないのは副作用です。特に皮膚疾患として副作用が出る場合があり、このような副作用と思われる皮膚疾患が出た場合にはすぐに医師の診察をうけなければなりません。そのため、投与を始める初期には少ない量からはじめ、徐々に増量して副作用が出ないことを確認しながら投与量を決めていく必要があります。また、服用を中止する場合にも、自己判断で急に服用を中止してはいけません。抗てんかん発作薬を中止した反動で、逆に重篤な発作を引き起こす可能性があります。処方箋医薬品に分類されている以上、医師の指導のもと安全に服用しなければなりません。